なんか重いタイトルになってしまった、すまない、こういうこともあるんだ。
手続きの話だけ淡々と書こうとしたんだけど、手続きのうち警察にどんな話したかは必要と思ったので、なるべく抑えめで、でもありのままを書いています。そうした話を読みたくない方は、ここでブラウザ閉じてください…(フラッシュバックが起こるかもしれないので、無理しないでください。)
2019年8月10日に実家から脱出し、2021年8月時点で2度住民票閲覧制限の更新ができている人の体験談です。
住民票閲覧制限ってなに?
配偶者からの暴力(DV)、ストーカー行為等、児童虐待及びこれらに準ずる行為の被害者の方は、申出によって、住民票の写し等の交付等を制限できる措置です。(出典 総務省HP)
警察に相談し、支援措置の紙を書いてもらって、市役所に出してからかかります。
私の場合は住む地域の警察の生活安全課に相談し、警察署長決済で支援措置の紙書いてもらいました。生活安全課の方に相談するとき、必ず支援措置かけられるのかは今の時点では確実には言えませんとおっしゃってたけど、まあ決済通る前だとそうだな。こっちは不安だけど…
ちなみにこれ使うと、コンビニでの住民票取得できなくなるから注意です。平日お仕事の方は休日開庁時に取るしかない。
なんで住民票閲覧制限かけたの?
私は2019年まで実家暮らしだったのですが、実家の両親と弟が激ヤバ暴力暴言パーソンだと気づいたため実家から逃げました。所謂毒親、毒実家というやつですね。
で、逃げた先に住民票移さないと、選挙で困ったりするんですよね…投票の紙が届かない。
あと2020年の特別給付金、あれ住民票ベースの支給だったし世帯主にまとめて振り込まれるやつだったから、住民票移してなかったら貰うの難しかった。
でも、普通に転居すると、なんか親兄弟だと転居先の住民票請求できるっぽいんですよ。やめてくれよぉ~~~!
Q 住民票はだれでも請求できますか?他人でもとれますか?
出典 岐阜県関市のQA
A ・住民票(除票)の写し及び住民票記載事項証明書の交付については、本人・本人と同一世帯の方が請求できます
・ご家族であっても本人と同一世帯以外の方が本人からの依頼により請求する場合は、委任状が必要です
・本人からの依頼なく第三者が請求する場合(債権者等の請求する権利を有する方など)は、使用目的を記入し請求する権利を有することが確認できる書類等の疎明資料が必要です
■本人に頼まれて代理で請求する場合
委任するご本人が記入した委任状が必要です。
■他人の証明を請求する場合
他人の住民票を請求するには、プライバシー保護のため、具体的な使用目的と請求者が請求する権利等を確認できる書類等を明示していただきます。
不当な使用目的であると認められる場合には、請求に応じられません。
…ここまで読むと、なんか別に住民票閲覧制限かけなくてもよくないみたいな感じありません?私は書いてて思った。
しかし!毒親っていうか、加害執着パーソンの執着はヤバいので、家族なので住民票取りに来ましたっつって書類とか作って取って追いかけてくる可能性あるんですよ。
住民票閲覧制限の支援措置は、DV、ストーカー、児童虐待から被害者を保護するための制度ですが、DV・ストーカー・児童虐待をやる人間が、目の前から対象がいなくなって執着やめますかね。加害者はなんとしてでも加害をやろうとしてくるものだとイメージしてください…
どんな加害があったの?
ないしょ♡(地獄の話なのでここでは控えますがトラウマからの解放にかかるお金も時間もエグい)
…ちょっとだけ書くと、典型的な無関心モラ父親(お金はたくさん稼いでるので、金を稼いでいるから俺の言うことは聞け系、でも母親から私への加害は大丈夫だろと思って止めない系、私が家出た後連絡寄越すも都合が悪いことは返信しない系、河村たかし似の愛情表現でキモ)
男尊女卑と家父長制で抑圧されすぎたのを娘に向ける系母親(ルサンチマンがきつい、ことあるごとにお前には価値がないと言ってきてキモ、お前にも価値はないんじゃないと思う!)
暴言系弟(去年結婚したらしい、殺すぞとか言ってきてキモ、ラグビー→アメフトのホモソで育った、弟の不出来にはみんな大目に見ててツラァ!)
具体例は控えますがすごいつらかった。そして弟の結婚により、知らんうちに義理の妹が発生していた。おめでとう…?(弟がモラってないかが心配)
どうやって住民票閲覧制限かけたの
2019年の~7月色々あって、そして実家が思いのほかヤバだと気づかせてもらって、実家から白昼堂々の夜逃げ&住民票閲覧制限かけるに至りました。
転居先の市区町村を選び、物件探しと並行して、転居先の警察に相談。
その際に見せたのは、親からのLINEのスクショ。話したのは、実家の家族と一緒にいて自殺未遂したこと(重くてごめんね、でも本当のこと)、心身の健康に影響があること、住民票閲覧制限がないと追いかけてきて何をするか分からないこと。
実際、母親は隣の家に怒鳴り込みに行ったり(隣の家がうるさかったらしい)、通りすがりの子供に「太ったおばさん」と言われて子供と親を謝らせた話を武勇伝として語ったり(子供の暴言は許されるものではないが、謝らせを武勇伝にするのがやばい)、母親の近親者にも〇〇してやった系が多いので、私の身も危ういことは類推されるんです…今は、弟の配偶者が旅行のお土産にお礼がないから相続したくない!と言っているようです。怖いね。
ちなみに父親は今の定義でいうと過去にやってたことは性加害なのでヤバだし、弟は殺すぞって言いながら部屋に乗り込んでくるからヤバということも伝えました。あっ両親が弟に甘くて「殺すぞと言いたいほど弟はストレスが溜まっているのだから我慢しなさい」とかいう謎ワード賜ってがっかりしたのも。
そんな感じで涙ながらに警察に訴えた2019年7月末、住民票閲覧制限にかかる支援措置は通りました。
その後区役所に書類提出し、住民票閲覧制限スタート。親が自分を探しに来ても住民票は取れない、ということだけでも快適です。だって、自分の生命を脅かすものがないから。
ちなみに実家のある市区町村の警察では、過去のLINEを見せたり浴びせられた暴言について相談するも、「今のこの状況で家族と絶縁してしまうのはあなたにとってよくない、母からのLINEをブロックして着信拒否しておくだけでは済まないのか。何かあったらこの相談実績をもとに警察が動くから」とか言われてたし、「未婚身寄りなし女性は不利だからお母さんと一緒にいたほうが」みたいなのも言われて、はぁ…ってなった。未婚身寄りなしでも一人で安全に暮らせるようにするのが行政の仕事ではないのか!(という気持ちを選挙の投票にぶつけたりもしてる)
どうやって住民票閲覧制限延長したの?
住民票閲覧制限申請時と同様、まず警察で支援措置延長を申し出→支援措置の紙を書いてもらう→役所に提出です。話した内容は申請時と変わらず、これこれこういう理由で実家の人たちといると危害が加えられるので閲覧制限お願いします…と…
1回目(2020年)の延長時はまだまだ怖くて涙ながらに訴えたものですが、2回目ともなると慣れたもので冷静に延長の申し出をやりました。
警察の方と「親御さんとの関係修復は難しそうですか」「いや~そうですねえ父親から連絡は来るんですけど、自分の加害の話は都合が悪いようで生産性のないやり取りはもうやめたいと言われました」「難しいですね」「難しいです」と会話しつつ。
2021年7月、警察署長印のある住民票閲覧制限にかかる支援措置の紙には、「10年以上前から実母に暴言、モラハラの被害に遭っている」と書かれていました。
というわけで手続きの話は終わり。
2年間実家の人?戸籍が一緒の人?と顔あわせてないけど、本当は、家族仲良く過ごしたかったな。
何が悪かったんだろう。私が発達障害で育てにくかったからだろうか。父親が子に関心がなかったから?(子のテストの点数など定量化できるものには関心を示していた)私がいい大学にいっていたら?私が男だったら?などなど、たらればは悲しいことばかり。
私に宝塚歌劇を教えてくれた母親、教育にはお金をかけてくれた母親、でも、いい思い出だけでは親子はやれない。モラハラと暴言は…家族ではいられないことだった。
親子をやり続けたかった、仲良くしたかった、でも一緒にいて健康に暮らせないなら、それまでだった。
朝におはよう、夜におやすみが言えて、体調を崩したときに心配して貰えて、話を聞いてもらえて、怒鳴られなくて、家族で食卓囲めたらよかったな。食卓に自分の席欲しかったな。床でご飯食べたくなかったな。障碍者死ねって言われたくなかったな。生理中気遣ってほしかったな、無理やり温泉に連れていってタンポン入れろって言われたくなかったな。家に味方いてほしかったな。誰もお前の味方にならないなんて、言われたくなかったな。
そんなわけで、家族欲しいな、信頼できるパートナーシップをやっていきたいな、は、ずっとあるよ。
すぐに埋まらない穴と共に、働き詰めの誘惑と戦いながら、生きています。
よかったらマシュマロのお便りいただけますと喜びます。よろしくお願いいたします。
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