観てきたので感想文です。
なんとなく観たほうがいいと思ったので一般発売日に頑張ってチケット入手しました。新人公演の前に本公演を2回観ています。例によって文体のテンションは低いですが、観た本人は楽しんでいます。だらだら頭の中を文字起こししているだけで、ここに名前が挙がらなかったからどうだということもないです。むしろそれは私の識別能力なり集中力が落ちているということだから、申し訳ない…
御託はいいので本題に入ります。
新公感想ざっくり
アザゼルを演じられた美空真瑠さん、歌声の発生が永久輝せあさんに似てるな~と思いました。永久輝さんがトップになる時の新公主演は美空真瑠さんに、と思っていたので、改めまして今回の新公主演おめでとうございます。
エレナの初音夢さん、本公演のファルファッラもとても印象的ですし、(2024年10月時点からすると)ほぼ去年の話になるけど、BE SHINING!!神戸国際会館こくさいホール公演の、私が観た回のメンバー紹介コーナーで「夢は見るもんやない!叶えるもんやで!」と自己紹介していたのがとても印象的で、今回の主演でまた一つ夢が叶ったのかな、と思っています。
主役が変われば物語の雰囲気も変わるというもの、お芝居の距離感とか、台詞一つとってもなぜその台詞に至ったのかの心情の変化の作り方の違いなどを味わうのも新人公演の楽しみの一つですが、その味わいが面白くて観てるんだったな、を思いました。例えがオタクで恐縮ですが、本公演のノイタミナ枠感、新人公演はもうちょい放送時間帯が早い感じがしたな。なんでだろうか、ところどころ可愛らしいなと感じたから?まあどう例えても伝わりにくいからこの辺で解散したほうがいい…
個人的MVPは夏希真斗さん!細かい表情のつけ方からお芝居が好きなのが伝わってくるし、堂々とされていた良かったな。どう考えてそのお芝居に至ったのか知りたいという気持ちになる時私は嬉しいので、これは好きなタイプのお芝居をされる方を見つけて嬉しいのかもしれない、し、多分鴛鴦歌合戦新公でもそのような良さを感じたけど書きそびれてる感じするな…私はもうちょい頑張ったほうがいい。
ウタエルの湖春ひめ花さん・風美はる帆さん、オドレルの翠笙芹南さん・月世麗さんが自由にされてるのが良かった。つい見てしまうので真ん中を観るかエンピレオの左右みるかみたいな感じになった。ばぶさんが自由にしていると周りも自由になる気配があった。
アズラエル美羽愛さん、あわちゃんがアズラエルを演じることによって場が締まるのでいいですね。そもそも谷貴矢はあおいさん好きでしょ(バックロのケイショウイン)とかも同時に思った。なぜ今…
というかあわちゃんを始めとして104期いい仕事してて本当によかった~!それぞれ本来の役以外に天使、エンピレオのゲストなども兼ねており、中でもエンピレオのゲストの派手衣装珀斗星来さんが謎にめちゃくちゃ刺さった。青騎司さんミケーレ神父はちょっとうさんくさい感じもあり、よかった。天城れいんさん天帝様、新公長のご挨拶の時後ろで天使二人が長いマント持ってて、やっぱこれは持ってる人必要なんだな。
まあまあ細かいことを言うと、第3場Aのミストレス稀奈ゆいさんがルカとファビオを塩対応であしらうところでなんらかの物語が産まれそうだった。あとは天使やゲストで出てたけど、この一瞬面白いやん…になった。
七彩はづきさんのレベッカと、美翠せいらさん・華路ららさん・伶愛輝みらさんのテレビクルー御一行様、本公演の御一行様も小芝居うるさいけど負けじと色々やっててよかった。これも細かい違いですが、第7場エンピレオでアザゼルがテレビクルーに紛れて水持ってこい言われるとこ、本公演はワインかビールかなんらかアルコールと思しき瓶、新人公演はワインの入ったグラスでした。東京はどうなるかな?本公演でもずっとテレビクルー見てるよ。
出てくるたびに美丈夫でびっくりする鏡星珠さん、遼美来さん、ビジュがいいとかだけじゃなくなんかこう花組ですね…ってなるのはなんだろうな、お顔や立ち姿だけじゃなくて他の演目で観る時もそう思う。アピールの仕方とかかな。ノーブルな感じがありいいですね。
で、そのノーブルさに負けない色気と存在感があったのが真澄ゆかりさんのルーナ。身体の使い方が綺麗。そもそもシボネーコンチェルトでバッキバキに反ってたしそういうことです。台詞回しに余裕があって良かった。
宇咲瞬さんのマリオ警部の立ち姿と台詞回し、花海凛さんのヴィータからうまれるドラマ、記者とゲスト御一行様なんべん観ても飽きないしそれは新公も同じ、などなど書き足りないことばかりですがいったんはこのへんで。続きはXに落とすほうがいいのかもしれない。
ともかく、素晴らしい新人公演でした!東京の新人公演も良きものになりますよう心から願っています。
なんか間違ってるとか話しかけたいとかあれば、XないしBlueskyのリプライやDM、マシュマロ頂けますと幸いです。よろしくお願いいたします。
以下今日の頭の中に浮かんだから書いておきたいことです。公演のことからあんま読まなくていいというか今それ喋るか?まで。
そのほかのこと
谷貴矢作品の太田健音楽はずっと楽しくていいなぁ、音が生き生きしている。これは谷貴矢先生デビュー作の「アイラブアインシュタイン」の時からそう思っています。指揮の佐々田愛一郎先生も楽しそうに振られててよかった。
アルカンシエルを最後に宝塚オケの編成からファゴットがなくなったわけですが(劇場内のオペラグラス貸し出しカウンターの横にオケメンバーの表があって、そこで確認)、第8場海辺の音楽でバスクラリネットがよく聞こえたけど、ファゴットの音欲しいな~なんて思ってしまった。オケが頑張っているとかは知っているし私はその空間の全部を全力で楽しむつもりで全部観て聴いてをやる心づもりだけど、その心づもりがデカすぎるのか全部聴いちゃってるな、を毎度思うし、これはあんまり分かられない話。楽譜に起こせるくらい熱心に聴きながら観るのは楽しい、頭の中の楽譜を覚えていられるかは別として。
謎にオーシャンズ11(2013年花組)思い出してしまってずっとパラレルワールドのオーシャンズの可能性を感じてたけど、まあ謎です。隙あらば自分語りで恐縮ですが、2013年花組オーシャンズ新公は当時の贔屓のラスト新公でそれはそれは思い入れがあり、エンジェリックライ観てる時の自分の感じる空気感とか頭の中がその時に近くて、なんでそんなスピってるみたいな話をするんやということですけども、やけに、この公演もあの時の私が大切にしていたものと同じくらいのものがあるなぁ、なんて当たり前のことを…
最近はふと、これいつでもやめられる趣味だなとか思うけど(寒暖差による疲労)、なんで続けてるかって観てる時の頭の中が自分のいい状態だからだ、が今日の気づき。推し活疲れの文脈に乗せられるのを好まないし、そもそも推し活呼びは好きではない。やめてない、には理由はある、と私は思っている。観てる時が一番頭回ってて楽しいし、アドレナリンが強めに出たときは劇場出てその辺走り回れそうな興奮がある。そんなに出てなくて静かに頭を回しながら文章を組み立てているときもある。刺激が少ないと何も出てこないし、適度な刺激があれば何かが出てくる。いい文章だな、と読み返して思ってしまうから。そして書き続けることで、劇場にいる人間の一人としてこのような者もいる、を示すことができると思っている。
ただあんまりバズりなり人の目に留まる文体ではないからXではあんまり喋れなくて、多分強めの言葉を使う、話題になっていることに便乗する、とかをやると自分の言葉もおすすめ欄にあがるのかなと思うけど、おすすめ欄は見ていてつらくなることが多く一刻も早くXやめたくなるし、狙ってまでは面倒に感じるから今後もブログにだーっと流す。ブログはドメイン代サーバー代払ってるしね。
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