20220103,10「今夜、ロマンス劇場で」「FULL SWING!」覚書

宝塚
あけましておめでとうございます!宝塚大劇場!

小林一三先生のお誕生日である一月三日と、一月十日に、月組公演「今夜、ロマンス劇場で」「FULL SWING!」を観劇しておりました。

今夜、ロマンス劇場で

ロマンス劇場見ながら思い出したのは、小柳先生のこのインタビュー。

【前編】宝塚歌劇団 小柳奈穂子さんインタビュー | WANI BOOKOUT|ワニブックスのWEBマガジン|ワニブックアウト

【後編】宝塚歌劇団 小柳奈穂子さんインタビュー | WANI BOOKOUT|ワニブックスのWEBマガジン|ワニブックアウト

このインタビューから5年以上経った今、小柳先生のやりたいことが出来た作品なのだろうなと思います。
小柳先生のサブカル気質はアリスの恋人とかはいからさんとか、エレガを音楽に起用しているあたりでそれはそう…となっていたわけですが、あとまあいろいろあるけど、本質的には映画へのリスペクトであったり愛から何かが生まれている印象です。

ロマンス劇場内の小ネタもそうだな、原作未見だからアレだけど、宝塚らしく、娘役さんの出番も作って、明るく、ホロリとくるけどハッピーエンドで…と工夫されたのだなと思います。

ちなつさん(鳳月杏さん)の俊藤龍之介はマイトガイ、ナイスガイ…のあの時代だよなぁとフフッとなりました。あの時代のハンサムの象徴。脚が長いから説得力がある。ヨイショされるだけある、俊藤ちゃん!勉強になります!(はやくルサンクほしい)

れいこさん(月城かなとさん)の牧野健司の、ある意味での普通さは…美雪と幸せに暮らす未来とその結末の伏線みたいでいいな、と思った。あの時代、こうした映画青年たくさんいてその中の一人という感じが良くて、だからこそ美雪との夢みたいな出会いが映える。ロマンス劇場のロマンスは彼のためにあるんだよ…

くらげちゃん(海乃美月さん)の美雪さまは強いwけど、触れたら消えてしまうのはそうで、その脆さも感じられるお芝居だったように思います。おはなしの中の消えてしまう存在、スクリーン越しにしか会えない存在、作られた存在だと自覚した後の演技が素晴らしいね…硬いものは脆くて、柔らかいものは優しいのだみたいなそんな。

とここまで真ん中3名について書いたので(本当はもっと個人別に書きたい)、こだわりが感じられるね!ってポイントをつらつらと。

・帰ってきたハンサムガイなどの映画のポスター
いやちなつさんやんwてなるけど、ナイスガイ、マイトガイなどなど検索したらあの当時の映画の雰囲気分かってフフッてなります
・音楽のセレクト
ジャズっぽいのが1960年代の映画シーンなんだよね!渡辺貞夫とかあのへんも60年代後半からの活躍だったっけか。衣装のトンチキさもあの当時っぽいけど、音楽が意図的にジャズに尖ってるのははっきり言って小柳先生分かってるね~って感じ(あんまり裏取らずに直感で物を言っています)
・役名
きよら羽龍さんのお役の「淡路千景」は往年の宝塚歌劇のスター「淡島千景」さんから取ってるな~など。セブンカラーズもそうっぽいですね。さすがに原ゆかり=原節子は原しか合ってないやんけとなるのでこじつけですが、あの当時の女優さんの苗字と名前をシャッフルして出来た感じがよい。
・セブンカラーズ
あんま映画史詳しくないけど、あの当時ああやったアイドル売りも珍しくなかったような~!戦後復興~映画と東京オリンピックの歴史あたりを掘りたくなる。

色々あるけどとりあえず今のところはここまで。ロマンス劇場は音楽もいいけど振り付けでの表現がいいね…時間経過をああやってみせられるのは歌劇の特権と思う。

多分答え合わせしたらたくさん小柳先生のこだわりポイントが発掘されるのがこのロマンス劇場だと思いますが、そうしたことは些事ですので、是非ともこの暖かさを劇場や配信で感じていただきたいな…と思った作品でした。

FULL SWING!

三木章雄先生らしい茶色!とジャズ!そういや小柳先生と三木先生の組み合わせって、ルパン三世とファンシ・ガイじゃん!
仕方のないことかもだけど、出番のある生徒とない生徒の差が激しいなあ、でも三木先生らしいかっこよさをやりたいんだなあと見てました。
出番については、2012年のカノンで散々分かったことなのでまあ、ある話です!

きっと三木先生の中では月組は大人の組で、ジャズマニアの頃からイメージ変わってないんだろうなぁという…でもなぁ洒落た感じ、宝塚らしい小ネタ、ジャズが好きだということ、選曲センスはとってもいいのよね…

大人の色味で衣装まとめるか茶色いかなのはなぜ…と思いつつ、でもかっこいいんだよね全部が。
ヒェッかっこいい!と思ったのはおだちん(風間柚乃さん)、夢奈瑠音さん、春海ゆうさん。三木先生のショーは男役さんのかっこよさの極み、娘役さんの強さが見えるからいいよね。岡田敬二先生の求めるダンディズムとはまた別のものなのと、映画のシーンをつなぐような感じがあるな。映画とジャズが原風景なのかなぁ。

ちなつさんのジゴロの場面みんな茶色くて何事!?となったけれど、たぶん大きいミラーボールなどで衣装の色を引き立たせる作戦なのだと思いました。よって茶色は三木先生のおしゃれカラー。いや白黒映画の中で茶色があると映えるみたいな感じか?ぬぬ。

全体を通じて

月組さんいいな~!ってなったし、今回は期せずして短いスパンで2度も観ることができたのでとても嬉しかったです。お金と時間に余裕を作りまくって観劇増やしたいし、でもその前に健康だし…となりました。

10日は幕間に花組公演が23日まで中止のお知らせを見て、あ、私の遠征消えた…と思っていたので、なおさら公演が続いていることが有難いというか…
もう感染症との戦いは慣れてしまったのが悲しいけれど、それでもこうして心に希望を持ち、劇場で観れなくても配信とかオンデマンドとかでみるだけでも宝塚は楽しいし明るい気持ちになるから…こう、ちょっとみんな元気でいようね、ってなった。

あと、こういうときには美味しいもの食べてお腹を満たして、元気を取り戻して、そして歌劇で心を満たせたらいいかなって…劇場周辺や宝塚にちなんだ美味しいものリストは作っていきたいところです。

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なるべくみんな、適度に元気でいようね、という気持ちです。

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まあ充電は快適なほうがいいのでよかったら…(あまりにも脈絡のない広告)

宝塚
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