ジェイミー@新歌舞伎座感想文 後半

ミュージカル

2021/9/5,9,10,12のジェイミー観劇ログ、後半でーす。

2021.9.10の感想

またしてもアフトク回

アフトクの話

実咲凜音さん・田村芽実さん・高橋颯さん・安蘭けいさん・小西詠斗さんアフタートーク回でした。
めいめいは立派だねえ…アンジュルム時代からストイックだなと思ってたけど、このようなご時世でお客様がマスクつけて観に来てくださって…とのっけから泣いちゃうの、最後の挨拶も「皆さんの前に胸を張って舞台に立てるように」(うろ覚え)って言えるところ、さすが。

小西詠斗さん毎回アドリブで正面からコケてるのとかコケ方上手くなったらしい。袖で佐藤流司さんと小芝居してる(上司と部下とか、残業とか)←ジェイミーPは把握してる。小西さん東京から数えてアフトク4回目とのことです。

みりおんにバラされた颯くんの不思議行動、森崎ウィン楽屋を拝む(神さま仏さまウィンさま?)ブリリアと大阪は違うから上手くやれるよう願掛けで5階楽屋拝んでるそうです。

颯ジェイミーとめいめいプリティは楽屋でワークショップやってる。二幕プリティの寝室シーンのセリフを手を引き合いながら楽屋で言って、というもの。

女子楽屋はかしましい(byとうこさん)アイドル出身が多くて、この前は田野ちゃんとめいめいでAKBとハロどっちが握手会の警備が強いかという話になった。(ハロの方が強いんだっけ)

アフトクのみりおんめっちゃ関西弁でなにごととなったwみりおんは明日で千秋楽なんだね。多分昨日のアフトクが長かったのか、昨日より少し時間の短いアフトクでした。公演後お疲れだろうに有難いね。

カテコわちゃわちゃの話

オタクの悪いとこと良いとこは慣れてくるとカテコのわちゃわちゃには~~~~~~ってなるとこだと思う。とりあえずコレ見て。

今日は太田将熙ミッキーと小西詠斗サイがロコ様の杖をマイクにしてたので、よかったぁと思いました。(こういう感想ですまないという気持ちと若手に沸きたい気持ちと、ロコ様作中で若手とあんま絡みないからこういうとこでわちゃわちゃしてるの嬉しいのと)

ぱおぴの感想

高橋颯さんはご自身のこと陰キャと仰ってたけど、不思議系陰キャジェイミー…というのはわかる、陰キャってかウィンさんとはまた別の陰があるんだけど。めいみプリティのまっすぐ素直な明るさと相まってまさにBFF
佐藤流司さんのディーン、寂しそうだなあ……彼にとっての居場所は学校だって一番わかってるのはジェイミーで、だからジェイミーはディーンの手を取ってプロムに行くんだな。目立つ存在同士であり、寂しいもの同士なのかも。
アフトクで小西詠斗さんが仰ってたのだけど、プロムのジェイミー!ジェイミー!って呼ぶとこ、11年前は「ジェイミー帰れ」って意味合いだったのが、今やジェイミーここにいて!の意味になってるという設定なのが感慨深い。ジェイミーはプロムで仲間になれたんだ。

で、プロムソング、「あの子いけるかな」(小西詠斗サイ)→「恋の魔法かけるよ」(太田将熙ミッキー)まで把握出来て他があやふやなのでよかったらどなたか補足頂けますと助かります…なんかすごい好き…

とつぜん降ってきたんですけど、それぞれ寂しさを抱えた物語にも見えてきたよ。ロコ・シャネルの結末とかさ…ロコ様も陰があるんよな。でも未来は明るいし、それぞれを励ます人はいるし、明るいのと寂しいのは同居できるよ。
ハッピーミュージカルじゃなくて成長の物語で…もうもう、これからのジェイミーに幸あれと願う大人と同じ気持ちになった。そして、自分自身にも幸あれ。あの子たちの手が離れたら次は自分だ、みたいな。
限定モノ前であの子の後押しして良かったんだろうかとなるマーガレット、パパと会う約束があると嘘つくマーガレット、そしてパパと会ったあとのジェイミーは全部わかっちゃって「自分の人生の肩代わりさせないでよ!」まではっきり言えるのすごいなあ…
そこでマーガレットもまた成長するんかなと思った。でもそのためにはレイの役割は大きいね…
一幕と二幕で対になってるのは、着飾ること、父親の存在、自分らしさ、ディーンのこと、かな。一幕でロコ様は「ディーン・パクストンなんて1ミリも気にしちゃいられないわ!」といってたけど、最終的にジェイミーはディーンの手を取りプロムに参加したしね。

そのほか、レッグスイレブンの好きなとことか…ウォーミングアップで飛んで飛んで「リラーックス」(全員電子タバコなのが時代ね)、サンドラ「プロフェッショナルの気分ね」トレイ「皆殺しにしてやる」ライカ「21歳!」ロコ様「ハロー、水兵さん」
VIPルームから出てきたロコ様のタオルの匂い嗅ぐトレイとか~~~
Over the Topのサー、イェッサー!→謹んで♡のトレイとかぷるるんる~んとかとりあえず書き残しておく。
いずみライカは大阪のおっちゃんやったな。

2021.9.12の感想

ヒューゴ…いやロコ・シャネル様の陰について考えちゃうな。「ひとつ言い忘れた…ミス・シャネルの結末…」で、何があったかと、ともすればジェイミーのこれからと自分を重ねるようなのが陰なんよな……それでもヒューゴはジェイミーに寄り添う。
バス停シーン何度観ても泣く、「あんたの未来は明るい!」(うろ覚え)って言ってやるのがヒューゴが選んだ役割。一幕の「自分が何になりたいのか」「自分から友達に近づけ」のロコ様もほんと好きだ。ビシッとした男らしさなのかなアレ、男らしさと形容したく。

プリティの部屋のとこも泣く、ジェイミーが「ミミ・ミーを醜いなんてよくも侮辱してくれたわね!」からの(ミミ・ミーじゃない)自分は醜いみたいに言うとこと、一幕でカミングアウトするとこは対になってるのかな。どっちでもプリティはジェイミーのBFF、親友。
何と何が対になって鏡になってる物語なのかな、という読み方をしたかな。それにしたって16歳の成長は眩しいし、家族は誰とでもなれるし、友情と大人は温かい。なんてったって私はヒューゴみたいな大人になりたいねぇ。

何者かにならなくとも自分は自分のままで美しくて、誰かの仲間で居場所なんよな。二幕冒頭の「当たり前なんて普通の人達にくれてやる」(うろ覚え、多分違う、ニュアンス伝わって)とかの自意識過剰でヒリついた台詞が痛々しい、けど言ってるうちは痛みに気づけない。
バス停シーンで暴行前の「そこをどいてちょうだい」の歌詞とかすげえヒリヒリしてて、自分の醜さに集中しすぎるあまりそれに酔ってて痛々しいんだよ、見てられないんだよな…でも、そんな痛々しさも包み込めるヒューゴ、大好きだ。

また、プリティの成長の物語でもある。ズッ友でいるために、ジェイミーにハイヒールを履くことを促す、「悲劇のヒロインみたい」と言葉をかける、beautiful、そして…クソって言えたこと、プロムでのジェイミーコール。親友なんだなぁと思った。
これ、ただの友達っていうかズッ友と言うだけなら、ジェイミーはミミ・ミーのままプロムにいくほうがいい!ミミ・ミーを貶すなんて!ってなったと思う。ただのズッ友じゃないんよ。最後、プリティからジェイミーにキスするところもとても好きだ。
二幕の「醜い」と対になる「美しい」、ミミ・ミーと対になるジェイミーそのもの、陰のある物語の光はそこかしこに。まるで、Beautifulの演出で、ライトが劇場全体を照らしたときみたいに。

…というわけで感想はここで終わりです。
ジェイミーという素晴らしい作品に出会たこと、心より嬉しく思います。

いつかまた再演しますように!名古屋公演、上手くいきますように!

愛を込めて。ぱおぴぴ

(マシュマロ、よかったら!)

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