献血の準備あれこれ

person holding blue ribbon お手紙
Photo by Artem Podrez on Pexels.com

災害が起こるたびに心が痛み何かできることがないかと考えるのですが、今日は自分が続けていることで災害時に関心が向けられやすい「献血」の話をします。

献血回数20回越え、関西の献血ルーム制覇中なのでそこそこ経験があるため、献血する前の準備としてやったほうがいいことを書きます。
公式で「献血の流れ」がまとまっているので、そちらを読んだ上の補足として捉えていただけると幸いです。

本記事のリンク先はほとんど日本赤十字社の献血についてのページです。採血中の過ごし方についてのみ、スマテレのリンクです。

予約

献血は同日飛び込みでもできますが、長時間待つことや、献血ルームがいっぱいのこともあるため、予約をしておいたほうがいいです。
ラブラッドという献血Web会員サービスから予約が出来ます。リンク先は、献血経験がある人・ない人それぞれの予約フォームに分かれており、これまで献血の経験がない人でも、ラブラッドの会員登録なしに予約することができます。

初めて献血される方で、予約時に400ml献血と成分献血(血漿、血小板)の違いが分からない方は、こちらをご覧ください。
成分献血で血漿を選ぶと、くすりの原料となるようですね。
400ml献血は輸血に、血小板献血は、白血病、がん、血小板減少症などの血液疾患の方に必要とされているとのことです。
つまり、どれを選んでも確実に役に立つということです。
献血ルームごとにその日に400ml・成分献血の血漿・血小板それぞれ必要な量がラブラッドで予約時に分かるので、自分が予約しても無駄かも…なんてことはありません。必要な量の予約があれば枠が埋まっているので。

献血の後は結構ふらつくこともあるので、なるべく家から近の献血ルームを選ぶのもよいと思います。すぐ休めたほうがいいときもあります。それか、景色のよいところがいいです。

予定の組み方

献血は実は基準が厳しいです。服薬、歯科治療に伴う出血、ピアス、渡航歴等が確認対象です。
詳しくは、献血基準に関するチャットボットでチェックしてみてください。ちょっと使いにくいけれど…
※チャットボットの元ネタは「献血をご遠慮いただく場合」ページです。
海外旅行と歯医者は一定期間空ける、服薬はひっかかったら潔く諦める、口内炎出来たらキャンセルする、で私はやっております。3年くらい服薬で出来ない期間がありましたね…

献血前の旅行と歯医者もですが、献血後はあまり予定を入れず、ぼんやり休むのがおすすめです。
以下の注意項目が挙げられるくらい、身体にダメージのかかることです。

献血後は、水分を補給して休憩(少なくとも10分以上)をおとりください。

電車でお帰りの際、転落防止のため駅のホームでは線路の近くで電車を待たないでください。
気分不良、失神などはじっと立っている時に発生しやすいといわれています。

トイレ:採血直後の排尿は座位で行ってください
エレベーター、階段:使用する際は特に注意してください
入浴:2時間以内の入浴と当日のサウナは避けてください
飲酒、喫煙:献血直後は避けてください
スポーツ:水泳、マラソンなど激しいスポーツは避けてください
重労働:採血側の腕には強い力がかからないようにお願いします

日本赤十字社 献血後のお願い


予定を入れる場合も、キャンセルしやすいものが良いです。万が一体調不良になって予定もキャンセルできず…だとしんどすぎるので、献血の日くらいはぼんやりのんびり過ごしましょう。

服装

・上半身の着るもの
採血中腕まくりが必要なので、まくれる服装がよいです。献血時は30分以上腕まくりした状態になるので、長時間の腕まくりにも耐えうるゆったりした袖のものが良いです。
献血するほうの腕が冷えていると血管が出難いため、カイロをバンドで留めて腕を温めることがあります。
夏は半そでで過ごすことが多いためあまり気にしませんが、春秋は半そでにゆったりした羽織もの、冬は半そでのインナーの上にスウェットかセーターかで臨むことが多いです。
採血中に肩が冷えないように毛布をかけてもらうことがあります。温かくて、嬉しいです。

・下半身の着るもの
採血中は、採血ベッドという結構座り心地の良いリクライニングシート的なものの上で30分以上過ごします。看護師さんがタオルケットや毛布を足にかけてくれるので冷えて過ごすことはありませんが、長ズボンのほうがリラックスできるかもしれません。

採血前の過ごし方

問診・採血が終わり献血を行うのに問題がない状態と判断されたら、まずお手洗いに行きましょう。気分じゃなくても行きましょう。献血中はお手洗いに行けません。
温かい飲み物を飲むことを促されますので、献血ルーム備え付けの自販機で飲めそうなものを飲みましょう。案外温かいアクエリは美味しいです。

献血中の過ごし方

採血中はけっこうぼんやりします(個人差あり)採血ルームはスマホ持ち込み可、写真撮影不可です。
隣近所に採血のマシンが置いてありますが、あまり見ないほうが快適に過ごせるかなと思います。
採血ルームは他の献血されている方もいるので、静かに過ごす場所です。

採血ベッドにテレビが備わっているので、それを見て過ごすことが多いです。
しかし日曜日の昼間だと、そこまで言って委員会かゴルフくらいしか選択肢がない時があり、そうなると大変つらいので、テレビを消音にしてスマホかKindleでぼんやり時間つぶしをします。両手操作はできないので、片手で操作できるゲームとかがいいです。
片手でKindleを持っていると、採血中意識が遠のいて落としそうになったことがあるので、いろんなものは意識が遠のく前に採血ベッドのテーブルの上に置きましょう。

毛布を掛けてもらってぬくぬくの状態になるのでつい昼寝でもしたくなりますが、寝ると血流に変化があり採血に支障があるようなので、起き続ける必要があります。

献血ルームが新しいと、スマテレといってWi-Fiに繋がったタブレットが備え付けてあります。これでYoutubeみて過ごすのはなかなか良かったです。あんまり面白いものをみると笑って採血中の腕を動かしそうになるので、笑う必要のないものがいいです。

採血前に飲んでいたものは献血ルームに持ち込み可能です。飲みながら採血することができます。採血中も喉が渇いたときは看護師さんに飲み物を頼むことが出来ます。
温かいものを飲みながらのほうがよい、という判断で、温かいアクエリアスにストロー挿して採血ベッドのテーブルに置いてもらったことがあります。

採血後の過ごし方

採血後の虚無で何もできない感じがわりと好きなのですが、虚無のまま血圧を測ってもらい、ベッドからゆっくり降りる時が一番危ない気がします。ベッドから降りて靴を履いて採血ルームから出る時も、周りの機器にぶつからないようゆっくり進みましょう。

普段どんなに丈夫な人も、長時間の採血後はあまり元気でないものです。潔く待合室で休みましょう。自販機の飲み物も、飲みたいだけ飲みましょう。それだけ身体にダメージのあることです。
待合室で休むときに、窓が大きく高層階だと遠くをぼんやり眺めることが出来るので、おすすめです。関西圏だと西梅田・阪急グランドビル・京都駅前・神戸ミントが該当します。

休んでいるうちに、献血ルーム職員の方から記念品や注意事項の書かれた紙を渡してもらい、終わりです。献血後の注意事項はこちら

主に温もりと社会貢献した感を求めて献血通ってる割に真面目に書いてしまった、少しでも参考になればいいな。

コメント